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おうち時間を楽しむ3冊の本(文編)

2020.07.10

_C3A1053.jpgこんにちは、文です。本の紹介ということで、あれこれ考えていたら・・・実家のトイレを思い出しました。私の母は読みかけの本をトイレに持ち込んでそのまま置いておくのが好きみたいで、実家に住んでいた頃、私はよくわからない啓発本や時代遅れのダイエット本など特に興味はないのに母の本を手に取り、ついつい長居してしまうことが多かったです。ちなみに父は毎朝新聞を持ち込んでいました。
本は私にとって内容ももちろん大事ですが、どこに置くか、どこで読むか、をついつい考えてしまいます。

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ということで、1冊目はこちら。
Mr.Children全曲詩集『Your Song』(通常版)です。ミスチルのデビューアルバム「EVERYTHING」から最新アルバム「重力と呼吸」まで、26年間に発表された全楽曲の歌詞が収められています。全曲ですよ、全曲!ミスチルファンの私にとってまさに家宝です。すでに丸暗記している歌詞も、こんな風に詩集になるととても新鮮で、ボーカルの櫻井和寿さんの日記をのぞいているようなドキドキ感もあるし、メンバー4人からの手紙を受け取ったような喜びもあります。櫻井さんはやっぱり言葉遊びが好きなのよね〜ふふふ。
ちなみにこの詩集は、リビングの本棚、レシピ本と同じ並びにあります。
せわしい日々の中、圧倒的に滞在時間の長いリビングで、ふいにぽっかり時間が空いた時に手にします。至福です。

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2冊目は絵本です。
馬場のぼるさんの「11ぴきのねことぶた」。長く愛されている馬場さんの「11ぴきのねこ」シリーズは、なつかしいと感じる方も多いのではないでしょうか。私も本屋で見かけて、思わず手に取ってしまいました。
しま模様の「とらねこたいしょう」1ぴきと、青い毛の10ぴきのねこたち。自由奔放で、ただただ目の前の楽しいことや「これやらなきゃ!」に正直な彼らは、それどうなの?と思う場面が多々ありますが、憎めない存在です。というか、そんな風に生きてみたい。
娘のファーストブックに選んだこの絵本は寝室に置いています。絵本特有の"教え"みたいなものはありませんが、私が読んでいて楽しかったので、生まれて間もないまだふにゃふにゃの娘に何度も読み聞かせました。2歳になり、何やらぶつぶつ言いながら自分で読んでいますが、まだ字も読めないし、内容も理解できていないと思うので、きっと頭の中ではオリジナルストーリーが展開されているはず。娘にはこの11ぴきのねこたちがどんな風に見えているんだろう。

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最後は、セソコマサユキさんの「あたらしい沖縄旅行(新版)」です。
屋我地島にあるカフェ「CALiN」が表紙の「新版」は、今帰仁村のカフェ「こくう」が表紙の「あたらしい沖縄旅行」の改訂版。セソコマサユキさんが選んだ県内のクラフト、雑貨、カフェ、パン、宿など45店が紹介されています。
「紹介されています」とさらりと書いてしまいましたが、セソコさんの綴る言葉には、作り手への心からの敬意や、真面目にコツコツ頑張る姿勢に対するエールなどがにじみ出ているように感じます。お店の経営と暮らしは背中合わせだから、この本に登場する方々も嬉しいことや大変なことが日々あれこれあると思いますが、セソコさんのあたたかな視線は心の支えになるだろうなと勝手に想像しています。そして小さな島に、こんなにもすてきで面白い人たちがいる!というのは沖縄に暮らす一人として少し誇らしくなります。
というわけで、ガイドブックとしても人気のこの1冊は、私にとって元気をもらえる読み物。書斎の本棚に並んでいます。

こうして本に対する思いを言葉にすると、自分のことながら「こんなこと思ってたのか」という発見があっておもしろかったです。58さんの言うようにすっぴんをさらしてしまいますね。ほかの編集メンバーの本も気になる〜。

  • 文・ 文
  • 写真・平良 信実

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