沖縄の新しいお酒のこぼれ話 〜どんなカップで飲む?〜
9月5日に発売した「お酒とコーヒー」の号の取材では、ジンやラムのほか、クラフトビール、ウィスキーなど、沖縄の素材や泡盛をベースにした南国テイストの個性的なお酒がたくさん登場している。どれから飲もうかと悩むと同時に、僕の頭の中ではどのカップで飲んだらおいしくて、楽しい気分になるだろうかと、家の食器棚に並ぶカップたちを頭に浮かべてみた。
- ネイビーストレングス クラフトジン
- まさひろ OKINAWA GIN
- 金城有美子さんのブルーのカップ
泡盛をベースに沖縄原産のカラキやタンカン、カーブチーなどのボタニカルを厳選した、石川酒造場の「ネイビーストレングス クラフトジン」。風味豊かなシークヮーサーやゴーヤー、グァバ、ローゼルのほか、スパイシーな風味のピパーツなど、6種類の沖縄素材を加えて作った「まさひろ OKINAWA GIN」。このふたつのクラフトジンを楽しむなら、金城有美子さんの青い色のカップなんてぴったり。台風明けのスカッとした夏の空をイメージさせるカップに、氷とソーダをいれてクイッと飲んだら爽快感抜群だと思う。
- ONERUM
- 東恩納美架さんのカップ
- 赤嶺学さんのカップ
「沖縄をさとうきびで元気にする」をコンセプトに、8島の黒糖を使って作るラム酒「ONERUM」は、与那国島なら与那国馬、波照間島なら南十字星といった島のシンボルをモチーフにしたパッケージも印象的。8島のすべてのボトルをコンプリートしたくなるおしゃれなお酒を飲むなら、カップもアーティスティックなものを選びたい。自転車のイラストが描かれた赤嶺学さんの磁器カップや、色を楽しく組み合わせた東恩納美架さんのカップならボトルと並べて眺めるだけでうっとりできそう。お酒とアートに酔いしれたい。
- 山田義力さんのカップ
沖縄生まれのクラフトビールも見逃せない。ビールならHIZUKIや吹きガラス工房 彩砂、奥原硝子の透明感のあるガラスのカップなんてすごくおいしく飲めそう。陶器ならおすすめしたいのが、山田義力さんのカップ。オリジナルの土を使い、大地を感じるザラザラとした手触りが特徴。ビールを入れると泡までも美しく見えて、すごくおいしく感じる。理由はわからないけど我が家でビールを飲む時は山田義力さんの器を使う頻度が高い。ぜひ試してみて。