第 54 話

沖縄が一番

[今回の書き手]加藤圭介さん
2017.02.01

一つの夢が叶ったのは3年前。
それは石垣島空港に降り立ち、ものの数分で決めたことだった。

「よし、ここに住もう」

僕の地元は東北なので、ゆったりと流れる時間の中、
青い海に青い空がある環境なんて、夢のようだった。

初めて沖縄を経験をしたのは、14歳の修学旅行。
本当に夢のような景色と、初めて味わう島時間に全てが新鮮だった。
それからというもの、僕の一つの夢は沖縄に住むことだった。

それが、あんな一瞬で決断するなんて、自分でも思っていなかった。
バック一つで石垣島に来たのはいいが、友達もいなければ家もない。
何かに挑戦するときは、もちろん、結果なんてどうなるか分からない。
だから不安になるけど、いざ行動すると予想もしていない素敵なことも沢山、起こる。
人との出会いがあり、出会えば出会った分だけ、世界も広がる。
いつの間にか、不安なんて消えてしまい、毎日、楽しむことばかりを考えていた。
そして今も、楽しむことばかりを考えている。

僕の仕事はインターネット。
パソコンがあればどこでもできる。
広告収入やインターネットにおけるビジネス全般のコンサルティングなど、
フリーランスで活動している。
仕事では東京にもクライアントがいるので、
そっちに住んだ方が仕事上、動きやすいのは分かっている。

また、東京では毎回、いろんな人と会い、面白い話も沢山聞くが、
それでも東京へ住もうとは思わない。
何がなんでも、沖縄を一番に考えてしまう。(笑)

海外へ旅行に行っても同じである。
凄い景色を見ても。
綺麗な夜景を見ても。
美味しい料理を食べても。
結果、沖縄が一番。

この海と空があるライフスタイル。
そして、人との出会い。
沖縄でしか、体験できないものがあるんです。

どこに行っても、そこでしか体験のできないことはあります。
僕のはここ、沖縄が一番、自分に合っていると思う。

今は石垣島を離れ、宮古島に移住。
晴れたら海、雨の日は仕事!
そんな日常を送っているわけですが、
これからもこの島で、どんな人に出会い、どのように自分が変わっていくのか...。
まだ見ぬ未来を想像しただけで、楽しくなってしまう毎日である。

10665314_728179123927693_654179708186366682_n.jpg
初めて登った野底マーペー 石垣島

13775626_1072053306206938_2545550172665323664_n (1).jpg
宮古島で出会ったフランス人の友人を連れ石垣島に

14322436_1116619121750356_5843565534472526084_n.jpg
どこへ行っても沖縄が一番!

加藤圭介さん
加藤圭介Kato Keisuke

1987年秋田県生まれ。
中学卒業と同時に社会に出る。
16歳の頃、ヒップホップダンスに出会う。
18歳からダンス一本で生活をする。
以降、イベントオーガナイザーも経験。
24歳のころ、インターネットビジネスを始め石垣島へ移住。
28歳で宮古島へ移住。

次回の書き手は
ひとやすみさん

おすすめ記事

ページトップへ