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第 26 話

貴重な経験

[今回の書き手]親盛明佳里さん
2014.10.01

私はこれまで親善大使を2度務めさせていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。
 1度目は「2011てだこレディゴールデンカップ」として、2度目は「2013泡盛の女王」としてPR活動に携わらせていただきました。
 元々人見知りで、引っ込み思案な私、そんな私に知人から「浦添市の親善大使,『てだこレディ』を募集している、是非出てみない?」と声をかけていただきましたが、人前に出て浦添市のPRをするなんて出来るはずがないと思い断りました。
 次の年にも声をかけていただき、家族や親戚の後押しもあり、選考会に参加するのはいい経験になるだろうと応募したところ 「2011てだこレディゴールデンカップ」に選出され、1年間浦添市の親善大使として活動することになりました。
 浦添市の親善大使を務めるにあたり、マナーの勉強や浦添市の歴史、特産物、市の取り組みなどを学びましたが、生まれ育った故郷「浦添市」の事について知らない事が沢山ありとても驚きました。
 浦添市で毎年キャンプを行っているヤクルトスワローズの浦添Dayの試合では明治神宮球場で花束を贈呈させていただいたり、一日消防署長や他市町村・他府県で浦添市のPR活動を務めさせていただきました。
 「てだこレディ」としての役目を終えた頃、「泡盛の女王に応募してみなさい」と会社の上司や周りの方々に声をかけていただきました。1年間「てだこレディ」と してとても貴重な経験をさせていただいたことで、元々引っ込み思案だった私が「今しかできない、チャレンジすることでもっと視野が広がる、自分自身を成長させ ることが出来る」と思い応募しました。
 私の父は泡盛がとても大好きで家に泡盛を保管するための酒蔵を作っています。「2013泡盛の女王」に選出され、父の大好きな泡盛をPRすることが出来た事はとても嬉しく、少しですが父親孝行出来たのではないかと思います。
 また、全国に30以上もある泡盛同好会やイベントなどで琉球王朝時代から現代まで多くの方々によって大切に守られてきた泡盛を通して、県内外・海外のたくさんの方々とふれあいお話をすることで改めて沖縄の魅力を再確認する事が出来、新たな故郷の魅力を知る事が出来ました。
 親善大使をしていなければ出会うことがなかった多くの方々との出会いや人前に立つという経験は、
私にとって、とても貴重で大切な宝物となっています。
 元々人見知りで引っ込み思案、そんな私が「てだこレディ」や「泡盛の女王」になれたのはいつも温かい目で見守って、時には優しく、時には厳しく応援してくれた家族、琉球舞踊の師匠や仲間、友人、皆様のおかげです。

この場を借りてお礼をさせてください。今まで出会ったすべての人たちに感謝を込めて、ありがとう。

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新しい世界を広げてくれ、新しい仲間にも出会えた貴重な経験でした。

親盛明佳里さん
親盛明佳里Akari Oyadomari

1991年生まれ 沖縄県浦添市出身
2011年 てだこレディ ゴールデンカップ
2013年 泡盛の女王
真南風流真紀の会 宮城美佐子琉舞道場 所属
会社員

次回の書き手は
松田佳奈恵さん

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