【月曜日のてしごと】東恩納美架さん
2023.03.23
おきなわいちばに登場した作家さんの作品を紹介していきます。今回は、おきなわいちば最新号の表紙を飾った、陶芸家の東恩納美架さんです。沖縄県立芸大で陶芸を学んで独立。色土を使った作品はおしゃれでかっこよさもあり、うつわって楽しいってことを教えてくれます!
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「おきないちば80 号(沖縄のいいものにて掲載)」
もがいて楽しんで。自由でおおらかなうつわ
ざらっとした質感に、淡く儚げな色合い、おおらかな形。東恩納美架さんの作品には、どこか憂いを漂わせつつも、のびのびとした自由な印象がある。
「色や形はいろいろ試すけれど、結局焼かないとわからない。それが楽しいです。焼き上がりがイメージと違っても、じゃあどうする?と考える。なかなか予定調和にならないからこそずっと焼き物を続けているのかも」
作家活動を始めた頃は様々な作風を試しながら、「何か違うなあ」を繰り返したという。思いつきで色化粧土を表面に塗ってみたら「いいかも!」と手応えを感じ、代表作の一つになった。
「これからも陶芸は続けるけれど、異素材やデザイン的なことにも興味があります」
東恩納さんの「つくりたい」という衝動に目が離せない。
<写真キャプション>
色違いで揃えたくなるマグカップ。表面には自身のサインを彫っている。「文字は何でも良いけど、何だか彫りたくなるんです」
東恩納 美架
沖縄県立芸術大学・大学院にて陶芸のいろはを学び、卒業後は作家活動を開始。土の風合いを感じるもの、生き生きと絵付けされたものなど、オブジェとしても様になるうつわや花器などを作陶。
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