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お酒とコーヒーのある風景

2022.11.28

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おきなわいちば78号に掲載した、写真で見せるお酒とコーヒーのある風景。その場の空気感ごと伝わるような写真ですが、「これってどこなの?」と聞かれることもしばしば。誌面には、いさぎよく写真しか載せていないのでその質問もごもっともなのですが、実は本誌の一番最後、編集後記のあるページに「撮影協力」として店舗名を掲載しています。協力いただいた4店舗について、少しご紹介。

コーヒーの焙煎風景を撮影させていただいたのは、沖縄市にある豆ポレポレの焙煎所。豆ポレポレの仲村良行さんといえば、国内最大のコーヒーの焙煎技術を競う「JCRC(Japan COFFEE Roasting Championship)」で日本一に輝き、イタリアで開催された世界大会で2位を獲得した実力の持ち主。コーヒーに対する情熱とマニアックともいえるほどの深い知識は、いつ話をうかがっても引き込まれてしまう面白さ。豆と対峙し、まるで真剣勝負を挑むような焙煎の様子は本当に格好よくって惚れ惚れとしてしまいました。

広々とした空間でコーヒーを片手に本当に気持ちのいい時間を過ごせるのは、北谷町美浜にあるZHYVAGO COFFEE ROASTERY。2階席では掲載した写真の通り、寝そべって本を読んだり、勉強をする人の姿も。写真を撮らせてもらった方も、いつもこのスタイルで勉強しているとのこと。その気持ち、よーくわかります。日の光が差し込む座り心地のいいソファーがあって、おいしいコーヒーもあって、本当に最高です。

ほど良いカジュアルさで一人でも仲間とでもお酒を楽しめるのが、那覇市久茂地にあるCENTRO。温かなオレンジの光に包まれた店内にはお酒のボトルがずらりと並び、思い思いの時間を楽しむ人たちの姿が。気さくな店員さんたちの、時に話し相手になってくれながらもつかず離れずのちょうどいい距離感の保ち方は絶妙。ガラス張りの店内は開放的で、通りを歩いていて目に入ると、吸い寄せられるように立ち寄ってしまうお店です。

那覇市牧志の雑居ビルのエレベーターを上り、扉を開けると同時に大音量のソウルミュージックに迎えられる、SOUL BAR BLACK HARLEM。ギリギリまで落とした照明の中、グラスを傾けながら音楽を楽しむことだけを純粋に楽しめる大人の空間。所蔵しているレコードは1万枚以上。こだわりの高性能オーディオから流れるサウンドはいつ聴いても感動してしまう素晴らしさ。音楽とお酒とともに、なんとも贅沢な時間が過ごせます。 おきなわいちばの写真を眺めて、自分なりの過ごし方を楽しみに、訪れてみてください。

  • 文・ 山山山山

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