こだわりのコーヒー屋、のこぼれ話　ー夢の続きー

おきなわいちば78号「お酒とコーヒー」では、編集部の草々さんと一緒に「こだわりのコーヒー屋」を担当し、５名の方にお話を伺いました。コーヒーへのこだわりや、コーヒーの向こう側に見据えている世界がそれぞれ異なっていて、または重なる部分があって、とても楽しい取材でした。ぜひ読んでみてくださいね。

今回は、私が担当したrokkan COFFEE CREATERSのこぼれ話。
とってもスタイリッシュな内装は、店を構える那覇市与儀ののどかな通りと少しギャップがあります。「なんだかカオスじゃないですか？でもそれが気に入っています」と話していた店主の奥武拓也さんの言葉が印象的でした。
午前中は近所のお年寄りがゆんたくしていて、午後になると県外からの観光客で賑わい、夕方前には下校途中の小学生たちの姿もちらほら。奥武さんが愛情を込めて呼ぶ「カオス」な風景が広がる素敵なお店です。

そんなrokkan coffeeは、店に入ってすぐ右側にある棚に生豆が並んでいます。

お客さんの希望に合わせて焙煎してくれるそうなんです。すでに焙煎してある豆を買うのもいいけれど、ちょっと試してみたい、オーダーメイドの焙煎豆。
常連さんともなれば「あの豆を、いつもの感じで」で、通じちゃうそうです。


実は、店主の奥武さんは、以前にもおきなわいちばに登場いただいています。
それは、2015年冬号の、特集「コーヒーの時間。」。

今回の誌面でも少し触れていますが、「HOME COFFEE」の名で、配達専門のコーヒー自家焙煎の豆屋さんとして活動していました。次なる目標としてその当時語っていたのは「オーダーメイドの豆屋さん」。工房を構えて、お客さんと話をしながら、豆の種類、煎り方を決め、焙煎したての豆を渡すお店のオープンを目指していました。

！！！！！
あの頃の夢が、rokkan coffeeってことですか！
すごいなあ。
おきなわいちばも創刊して約20年。時々こういうことがあります。
夢を語っていたあの方が、この方なのか！ということが。

今、奥武さんが力を入れていることのひとつが、沖縄のコーヒーシーンを盛り上げること。
今週末には、運営に携わる「OKINAWA COFFEE EXPO 2022」の開催が控えています。
おきなわいちば78号に登場いただいた店主のトークショーもあるようですよ！
新たな夢の続き・・・今後もますます楽しみです！

rokkan COFFEE CREATORS
沖縄県那覇市樋川1-29-9
https://www.instagram.com/rokkancoffee/

OKINAWA COFFEE EXPO 2022
日時／2022年10月1日（土）〜2日（日）　12:00〜20:00
会場／デパートりうぼう　１F・２F 屋外スペース
https://www.instagram.com/okinawa_coffee_expo/

• 文・ 文
• 写真・鬼丸昌範（１枚目の店舗写真）