あの人のお酒のこぼれ話「香月舎の香月さん」

最新号の78号「お酒とコーヒー」。みなさんもうご覧になりましたか？
「あの人のお酒の時間」という企画では、県内で活躍するさまざまなジャンルの方に、お酒を飲みながら過ごす時間について教えてもらいました。なかでも、特に印象に残っているのが陶芸家の香月礼さんです。撮影日は諸事情で立ち会いができず、取材はリモートになってしまったのですが、その分たくさんお話を聞くことができました。

撮影するお店を考えてもらった際に、場所よりも友達の顔が先に思い浮かんだというほど、周りにはお酒好きの人が多いという香月さん。友達と一緒に仕事をする機会も多く、個展が始まった時や終わった後には、気持ちを切り替えるためにも、みんなで打ち上げをするそうです。

今年の冬に個展を控えていると聞いて、香月さんが仲間と一緒に楽しくお酒を飲んでいる姿が思い浮かびました（個展の情報は、おきなわいちばでも発信予定なので、お楽しみに！）。

もう一つ教えてもらったのは、梅酒のお話。福岡県にある香月さんの実家は自然に囲まれたのどかな場所にあり、お庭には毎年たくさんの梅が実るといいます。それをお父さんが丁寧に下ごしらえをして梅酒をつけているのだそう。香月さんが沖縄に移り住んでからも、毎年その季節になるとたくさんの梅が届くので、香月さんもせっせと梅酒を作っているそうです。「梅酒に漬かった梅が大好き」というお話を聞いていると、とっても食べたくなってしまいました・・。来年は、私も梅酒作りに挑戦してみようかな。

今回は、器の制作とは直接関係のない話だったかもしれないけれど、いろんなエピソードが聞けて、より香月さんの器が好きになりました。作品って、どんな人が作っているのかを知ると、よりその魅力を感じることができる気がします。そのワクワク感が、おきなわいちばを通して少しでも届けられていると、とっても嬉しいです。

• 文・ 彩