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おさんぽ、のこぼれ話(首里の手しごと編)

2022.07.24

みなさんは、「知っているつもりだったけど、実はよく知らなかったこと」ってありますか?
私にとってそれは、おきなわいちば77号の「あの人とおさんぽ」企画で、deccoの仲村盛隆さんと聡子さんと一緒に歩いた「首里」でした。
私は首里城の近くにある高校に3年間通っていたので、「私の青春は首里よ!」くらいに思っていたのですが・・・ああ、恥ずかしい。

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鳥堀交差点近くにある「中村製菓」。店主の仲村盛賢さんはもともと洋菓子職人だったそう。なるほど、だから中村製菓は和菓子も洋菓子も作っているのですね。
店内の照明や床がなんだか洋風レトロな感じがするのは、もともと喫茶店だったから。そのことも驚きでした。
お店の看板商品のひとつ「光餅(クンピン)」の誕生ストーリーも壮大でした。これはぜひ仲村さんに直接伺ってみてください。


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今年4月にオープンした「首里染織館suikara」では、首里織や琉球びんがたの作品を拝見し、首里織の制作工程を見学させていただきました。ひと口に「首里織」と言っても、首里花倉織、首里花織、首里道屯織、首里絣、首里ミンサーなど織の種類はさまざま。そのどれもが緻密な図案をもとに丁寧に織られています。織る以外にも、染色や糸巻、仕上げの洗いなど頭がくらっとなってしまうほどたくさんの細かな工程を経てやっと完成します。ああ、尊い。そして、とっても素敵。うっとりしてしまいました。

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初めて訪れた場所もたくさんありました。
仲村さんがその場所にまつわることをいろいろとお話してくださるので、もう途中からは「deccoさんと行く、首里まち歩きツアー」だったっけ?と思ってしまうほど。
知らない首里に次々と出合う、それはそれは楽しい時間でした。

おさんぽのゴールは、ゆいレール首里駅近くのdeccoの実店舗。
「お茶にしましょう」と仲村さんにお誘いいただき、中村製菓で購入した甘いものをテーブルに広げ、今回のおさんぽをゆるりと振り返りながらおしゃべり。最高でした。
「deccoさんと行く、首里まち歩きツアー」が実現するならば、最後にはこのお茶の時間を絶対に組み込んでほしいです。

decco仲村盛隆さん、聡子さん。取材にご協力いただいた首里のみなさん。
楽しい時間をありがとうございました。

  • 文・ 文
  • 写真・春田健二

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