おすすめしたい、木の器
2022.07.06
最新号の77号では、久しぶりにセレクトショップのページを制作しましたが、もうチェックされましたか?「夏を感じる、沖縄の器」というテーマで、カップやお皿などを紹介しました。なかでもメイン写真のグラスと木の器は、ずっと撮影したかった組み合わせだったんです。
きっかけは、74号の「おいしい時間」で撮影する作品を借りに木工作家の西石垣友里子さんの自宅へ伺った時に、写真のお皿に冷たい飲み物がのせられていたこと。「こうするとなんだかおしゃれだし、涼しげでしょう?」と話してくれたのを今でも覚えています。思えばあの時、私にとって木の器がぐっと身近な存在になったのかもしれません。
セレクトショップでは、他にも素敵な木工作家さんの作品を取り扱っています。
たとえば、「おと木工」のデザートスプーン。赤みがかった濃い茶色は、アカギという木の色で、素朴な雰囲気がなんとも可愛いです。そういえば、市販のアイスクリームに付いてくる平たいスプーンも、木だったのを思い出しました。あれで食べるアイス、おいしかったなぁ。
シンプルで使いやすい形に、まるで絵の具で絵を描いたような遊び心のある器は、「平と米の制作所=平米」によるもの。ソウシジュの木目が美しい平皿は、最初に紹介した西石垣さんの作品です。ちょっとしたおかずをのせたり、ヨーグルトやアイスクリームを入れたりと、使い勝手が良い大きさなので、木の器を初めて買う人にもおすすめですよ。
木は、経年変化が楽しめるもの。手にとって使うほど、より味わい深く、お気に入りのものになるはずです。気になる作品があったら、ぜひセレクトショップのページでチェックしてみてください。