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黒糖との出会いから生まれたTIMELESS CHOCOLATE

2020.06.05

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カカオ豆とサトウキビだけを使い、沖縄生まれのおいしいチョコレートを作るTIMELESS CHOCOLATE(タイムレス チョコレート)は、今年の8月でオープンから6年目。今や県内外で知られる存在ですが、お店の始まりは、代表の林正幸さんとサトウキビの出会いがきっかけだったそう。

林さんが沖縄を訪れた時に「サトウキビってめちゃくちゃ面白い!」と、その素材としての興味深さと可能性を感じ、移住をしてからはサトウキビを使ってキャラメルやジャムなど、いろんなものを作っていたとのこと。その時に、試しに作ったチョコレートを友人にふるまったところ「このクオリティはやばい!絶対に売れる!」と大好評。そこから本格的に取り組み始め、最初は本当に小さな部屋で、大した機械もない状態で一つひとつ手作りし、少しずつ販売を始めたのが、TIMELESS CHOCOLATEの始まりだったそうです。

だからTIMELESS CHOCOLATEにとってサトウキビはなくてはならないもの。そうした背景もあったことから、昨年末からは自分たちでサトウキビの栽培にも着手。宜野座村の畑の一部を借り、熟練の黒糖職人からサトウキビの栽培から黒糖ができるまでを、マネージャーの宮崎雄志さんをはじめとするスタッフで習っています。

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「TIMELESS CHOCOLATEのチョコレートには、カカオ豆とサトウキビしか使わない。だからこそ、サトウキビのことをもっと知らないとダメだし、よく知らずにチョコレート作りをしたくないという気持ちがあって。僕らは全員素人なので、畑仕事は正直大変です。でも、大変なことはすべて学びになるし、おいしくなるように考えて挑戦を重ねればいいと思うんですよね」。宮崎さんはそう話してくれました。

沖縄の黒糖は、味もミネラルのバランスも優れていてその評価は高い。けれども一方では年間に何千トンも余ってしまったり、おいしい黒糖に炊き上げることができる職人さんもどんどん減っているという問題もある。サトウキビの栽培を始めてそうした現状を知り、宮崎さんは「少しでもこうした問題の役に立ちたいし、今こそ黒糖作りの技術を学ぶ時だと思う。ここで得たことは、TIMELESSの新たな商品としてみなさんに伝えていきたいと思います」と。

TIMELESS CHOCOLATEのこの挑戦から生まれるものは、きっとまた私たちにおいしい驚きと感動を届けてくれるんだろうと、今から期待が高まります。


◉TIMELESS CHOCOLATE
 沖縄県北谷町美浜9-46
 ディストーションシーサイドビル2F
 TEL :098-923-2880
 営業:11:00〜19:00
 https://timelesschocolate.com/
 Instagram @timelesschocolate
 Facebook @Timeless Chocolate

  • 文・ 編集部編集部

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