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おうち時間を楽しむ3冊の本(華編)

2020.07.03

01_C3A1117.jpgわが家のいたるところに置かれている読みかけの本。ソファの足元、ベッドの枕元、パソコンデスクの上など、すぐに手に取れる場所に本があります。できるだけ、いろんな作家さんの本をたくさん読みたくて、このスタイルになりました。なのでいつも2〜3冊の本を同時進行で読んでいます。根がオッサンなので、男性作家の作品が好きかな。

02_C3A1212.jpgさてさて、今回選んだ本たちは、こちらの3冊。
まず1冊目は、松田哲夫『「本」に恋して』。本屋さんで見かけて、タイトルにズキュン!ときて即購入。一冊の「本のかたち」ができるまでを、編集者の松田哲夫さんが解説してくれます。表紙やカバーといった装幀から、製本、使う紙やインキのことまで、本の作り方がまとめられたもので、いつも手にする本がこんなにたくさんの工程を経て手元に届くのかと思うと、本当に本が愛しく感じられます。また、緻密なイラストもいっぱい載っているので、すっごくわかりやすいのもポイントです。

03_C3A1211.jpg2冊目は、谷川俊太郎『質問箱』。WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で一般募集した質問に詩人の谷川さんが答えたもので、小さい子からのド直球の質問に、谷川さんがユーモアを交えて愛情深く答えた返事には、何度読んでも涙腺崩壊です。谷川さんの答えは、短くわかりやすくまとめられていて、難しい言葉もほとんど使っていないのに、読むと胸にストン!と落ちるものばかり。谷川さんが選んだ言葉、文章の構成、そして結び方など、日頃から文章を書くことが多いので、とても勉強にもなった一冊でもあります。

04_C3A1209.jpgそして3冊目は、絵本『おきなわの路面電車』。現在は、モノレールが走っている沖縄ですが、100年くらい前には路面電車が走っていたんですよ。政治・経済が中心の那覇と古都・首里を結んでいた電車は21の駅を行き来していました。絵本では一駅ずつを絵と文で紹介。その当時の街並みがかわいらしいタッチで描かれています。1両編成の小さな電車が、赤瓦屋根の横を走っていたなんて、ちょっと感慨深いですね。文章はちょっと難しいので(実は漢字がいっぱい)、小学生の息子にはまだ早いかな〜。

インターネットで書評を読むのも好きで、おもしろそうな本があるとついついポチッと押してしまい、すでに数冊がスタンバイ中。あぁ〜早く帰って、あの本の続きが読みたいな。

  • 文・ 華

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