沖縄のマグロを使った 「ボッタルガ」の加工場をつくる ピッツア職人の新たな挑戦
2023.10.04
那覇市久茂地にあるレストランBACAR(バカール)が今年で16年目を迎え、新たなプロジェクトを始動。プロジェクト名は「TONNARA OKINAWA(トンナーラ オキナワ)」。TONNARAとは、イタリア語で「マグロ漁網」のことを指す。
BACAR代表の仲村さんは、沖縄近海で捕れたマグロの魅力を伝えたいと、卵巣を塩漬け、乾燥させたカラスミの一種、「ボッタルガ」を製造する加工場の建設を計画している。
「今までは、自分たちのお店で使う分だけをつくってきましたが、お客様から自宅でも使ってみたいという声があったのがきっかけです。実際に日本で販売されている『ボッタルガ』の多くは外国から輸入されたものだと思いますが、沖縄でもこれほどにおいしいものができるということを全国の飲食店の方々にも知ってもらい、使っていただきたい」と仲村さん。
ちなみに、沖縄で水揚げされるマグロは、主に「本マグロ(クロマグロ)」「キハダマグロ」「メバチマグロ」「ビンチョウマグロ(ビンナガマグロ、トンボマグロ)」の4種類あり、捕れる時期が違うので、通年で新鮮なマグロを食べられるのが特徴だ。
新設する加工場は泊漁港から車で5分ほどの場所を予定しており、水揚げされたばかりの新鮮な状態でマグロを加工できるとのこと。沖縄のマグロを世界へ届けるこのプロジェクトを実現させるため、バカールではクラウドファンディングに挑戦している。詳細は下記のサイトに掲載されているので確認してみよう。
■DATA
BACAR
沖縄県那覇市久茂地3-16-15
098-863-5678
〈Instagram〉bacarokinawa