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なんでもない日の贈り物

2021.03.10

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誕生日でも記念日でもない、ごく普通の日の何気ない贈り物が好きです。例えば、会社で向かいに座っているてるてるさんとのお菓子交換や、実家に帰った時に父がくれるちょっと良いレトルト食品(最近ハマっているそう!)など、貰うのもあげるのも楽しいです。

そんな私には友人で、もらって嬉しい、でも気を遣わせすぎない絶妙なバランスのものを選ぶ贈り物マスターがいます。「おうち時間を楽しむ3冊の本」で登場したKさんです。先日、一緒にごはんを食べに行った時、ローゼルを使った自家製のジャムと一緒に、「彩さんらしい色合いになったから」とKさんが描いたすてきな油絵を貰いました。

月がひょっこり顔を出している夕方にも、静かに朝を迎える夜明けにも見えるこの絵。柔らかい水色の空とピンクに近い薄い紫色の雲は、見ていると心がほっとするので、目に入りやすい家のリビングに飾っています。

Kさんは、職場でも商品のポップ制作やおしゃれなメニュー表を描いていたりと、手先がとても器用。絵を描くのは趣味でしたが、最近ついにグループ展に参加して、徐々に活動の幅を広げています。少しずつ、でも着実に前へと進んでいる彼女を見ると、嬉しくもあり、私も頑張ろうと気が引き締まるのです。

昨年から住んでいる私の家から彼女の家まで車で約3分と、今ではすっかりご近所さん。絵のお返しに私からは最新号のおきなわいちばを、それと、この前家で作っておいしかったポテトサラダもおすそ分けしたいなぁと、何をあげようか考えてわくわくするのでした。

  • 文・ 彩
  • 写真・平良信実

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