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さよなら、銀天街のアーケード

2021.01.14

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2020年の春ごろから私用で、沖縄市コザ十字路近くにある銀天街のアーケードに通っています。厳密にはアーケードの中にある、とある場所に足を運んでいます。

銀天街、訪れたことがある人はわかると思いますが、独特な雰囲気を醸し出していますよね。メインの通りはシャッターがしまっているお店(事務所?)が多くてがらーんとしていますが、横道に入ると割と賑やかな商店や、若いお兄ちゃんがレコードをかけているカフェ、おしゃれな建築事務所などがあり・・・元気なのか、そうじゃないのか不思議な場所です。

そんな銀天街のアーケードは、老朽化等の理由から2020年9月から本格的に撤去が始まり、あれよあれよという間になくなってしまいました。

人通りの少ない銀天街を薄暗く覆っていたアーケードがなくなると、なんだか恥ずかしそうに通りが明るく照らされるようになりました。いわゆる「普通の通り」になりました。私が通っていた場所もいつも暗くて、夏でもひんやりしていたのに、なんとまあ、たっぷり光が入ってあたたかい場所になりました。

銀天街は私の地元でもないし、特に思い入れもなく、アーケードの撤去期間中にたまたま居合わせただけなのですが、やっぱりさみしいなあと思いました。さみしいなあと思いつつ、数か月もすれば忘れてしまうのでしょうか。冷淡かしら・・。

観光客が1000万人を超える沖縄ではどんどん開発が進んでいます。
わくわくする一方、移り変わるいろんなこと、モノ、場所をもう少しきちんと見つめていきたいなと思いました。

  • 文・ 文

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