おじいのグァバジュース
2020.09.15
Uターンで沖縄に帰ってきてから、実家のすぐそばの祖父の家へ、よくおしゃべりをしに行くようになった。
88歳になった祖父は、まだまだ現役で畑仕事に精を出している。歳のせいでだいぶ耳が遠くなってしまったけれど、私の「じいちゃん」って呼ぶ声には反応してくれるのがちょっとした自慢。そして、祖父のかめーかめー攻撃も年を重ねるごとにどんどんレベルアップしている。いつも遊びに行くと両手いっぱいにお菓子やジュースをくれるのだけど、この間なんて、たった今手に持っていた食べかけのパンも食べな食べなと言って渡してくれた。よく食べないと大きくならないよと(笑)。いつも私の心をゆるりとほどいて笑わせてくれる祖父が好きだ。
そんな祖父の畑の隅に、ぽつんと生えている1本のグァバの木には、今年も沢山の実がなった。いつものように祖父がかめーかめーと山ほどグァバを手渡してくれた。この甘くて独特な香りをかぐといつも幼い頃を思い出す。よく祖父と祖母が採れたてのグァバをジュースや甘煮にして食べさせてくれたなぁ。
そんなことを思いながら、今年は久しぶりにグァバジュースを作ってみた。今度は私から祖父にかめーかめー(飲めー飲めー?)しようと思う。もうすぐ敬老の日がくるけれど、そんなこと関係なしに、もっともっとおじいちゃん孝行しよう。
[材料]
グァバ
きび糖
水
シークヮーサー
グァバは皮をむいてざっくり切る(ここでタネを取ってもよし)。切ったグァバ、きび糖、水それぞれ適量をミキサーにかける。味をみながらシークヮーサーを搾る。
今回は、グァバジュースに調整調乳を加えてみました。
甘くてほんのり爽やかなシークヮーサーの香り。喜んでもらえるといいな。