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チョーチカ、チョーチカ

2018.07.09

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沖縄に来て10年以上は経つが、まだまだ知らない事はたくさんある。

那覇市久茂地のデパートリウボウさんで行われていた「センスのいいモノ、おきなわのモノ」展に行ったときのこと。会場で見つけたT シャツに描かれていた「チョーチカ、チョーチカ」という言葉が目に留まった。一体何を意味するのだろうかと気になり、作り手の池城さんに尋ねてみたところ、「何だと思いますか」と逆質問されたので、頭を悩ませていると、横で長女が「雷」と、答えた。それに対して「オー!」と目を見開く池城さん。「えっ、合ってるの?」「なんで知っているの?子どもたちの間で流行っているのか」と、いきなり当てた長女に動揺する自分。長女は「知らない、そんなイメージが」と、適当な返しをしてくる。「チョーチカ、チョーチカ」のどこに雷のイメージを感じたのか検討もつかないが、池城さんは、「地震が起きたり、雷が鳴ったときに唱えるおまじないです」と笑顔で教えてくれた。

池城さんいわく、「チョーチカ、チョーチカ」は、浦添市の経塚という地名から来ているそう。その昔、偉いお坊さんが、悪さをする妖怪対策として、お経を埋めたことから、経塚と呼ばれるようになり、いつの日か、「チョーチカ、チョーチカ」と唱えることで、地震がおさまると信じられるようになったという。長女がなぜ「雷」と連想したのかは謎のままではあるが、いい言葉を教えてもらったので、実家の両親にも教えてあげようと思う。

※写真は、イチグスクモードのTシャツです。

  • 文・ 草々草々

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