手間ひまかけて。
2018.04.09
編集部のみんなで活版印刷に挑戦しました。
活版印刷といっても雑誌の付録で付いていたミニチュア版なんですが、手順は本物とだいたい同じ。活字を一文字ずつ拾って、原稿の通りに並べて、インクをのせて、紙に押し付けるという工程です。
小さな活字ピースを一文字ずつ探すのが、なかなか根気がいる作業で...最初はみんな珍しがってワイワイやってたんですが、段々無口になってきて、「だれか「す」持ってないですかー?」とか聞いても答えてくれなくなります。
しかも「さ」と「ち」とか、「し」と「へ」とか、「い」と「こ」と「て」とか、似ているひらがなが結構あって、間違えるんです。間違えていることに刷ってみて初めて気がつくもんで、ミスプリントだらけ。ほんと、便利な時代になりました。
ほらね。
それでも活版印刷のように一つひとつ丁寧に、手間ひま惜しまず(誤植もせず)本づくりをしていきたい。これがおきなわいちば編集部の想いです。