歳取る暇がないおっさん

アメリカの雑誌やドキュメンタリーで見た
車とかバイクのデザインが
ワイルドで　日本にはない　おおざっぱで
レベルの高いアメリカの文化にあこがれ　衝撃を受けて
いろいろ追求して行ったら、この歳になってた。

いつのまにか好きになっていた。
好きになっていったら、仲間があふれていった。
そしたら、
かっこう良さと深さと遊びを追求するようになっていった。

努力といえば、仲間たちが笑えることが一番重要で
いろいろなCOLORが生まれていった。

自分は同じ色を作ったことがない
その人の持っている色を塗り重ねて
その色がライフスタイルに浸透していく。

終着点のスタイルを見つけ
もとぶに砂辺に、色のバランスを求めてクルージング。

baby blueのハーレーのエンジンはスローライドで
台風の後はジェットスキーで波とたわむれ
沈む夕日に輝くシャンパンゴールドの車体を揺らして
海風と西海岸を流れていく。

望むなら、ずっと先に続く道。
自分をかわいがりすぎるから、年取っていくのかな。
自分でもめんどくさい事こそが、こだわり。　

次回の書き手は

出利葉弘喜さん

• 前のおはなしへ
• 一覧へ
• 次のおはなしへ