つくる人と食べる人をつなぐ、暮らしと食のマガジン

おきなわいちばは
3、6、9、12月の5日発行

ここだけの話

 

梅雨の時期に「バカンスでいきたい宿」の撮影をするという、なんともギャンブル性の高い取材だった今回の特集はいかがだったでしょうか。一度は撮影をあきらめ、日にちを延期したりと、なかなか予定通りに物事が運びませんでしたが、それでも天は我らを見捨てず! 奇跡的な晴れの日に行った取材で、本誌では書ききれなかったここだけの話しをちょっとご紹介。

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今回取材した宿の中で、とくに驚いたのがウッドデッキテラスや山小屋をたった一人で作ってしまったという、東村の宿「たちがあ」のオーナー大宜見さん。空中テラスと呼んでいるテラスから太平洋を眺める景色は、見事としか言いようがないのですが、その山裾から立てられたテラスの高さに、高所恐怖症の人だったら身が縮む思いをすることは間違いないはず。ヨットをイメージして作ったというテラスは本来、先端を太平洋に向かせるはずでしたが、ちょっとした計算ミスで、やや右寄りになってしまったとか…。またテラスでは、毎年2月になると、先に見える太平洋を渡るクジラの親子を見ることが出来るそうですよ。

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この「たちがあ」の敷地内に流れる川には、エビや小魚がたくさんいて、渡り鳥も多く訪れます。そして、この川には「ドクターフィッシュ」といわれる、あの足の角質を掃除してくれるという小魚も住んでいるんですね。ちなみにデザイナーのちびくじらさん、かなりにお気に入りだったらしく、時間の許す限り、素足で川に足を浸からせていました。

 

昔からもの作りが好きだったとはいえ、ここまで作り上げてしまう人は滅多にいません。整備を始めてから30年経つそうですが、それでも現状に満足していないそうです。なんでも、もっと「たちがあ」の規模(?)を大きくする構想もあるそうですよ。訪れるたびに新しい発見がありそうな「たちがあ」です。さらに、大宜見さんは、ホウライカガミという蝶がタマゴを産みつける木の苗を多く植えているそうです。取材中にはたくさんの蝶が飛んでいて、少し幻想的でした。いずれはもっとたくさんの蝶が舞う施設にしたいということです。

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「自分には定年なんてないと思ってます」という大宜見さん。看板犬のラッキーと一緒に、もっと「たちがあ」を楽しい空間にしてください。ちなみにこのラッキーは大の子ども好きだそうです。ちょっと大人は苦手だそうですが、子どもが訪れたら、常に「一緒に遊びましょ」と、おねだりするそうですよ。

2014.06.25

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