つくる人と食べる人をつなぐ、暮らしと食のマガジン

おきなわいちばは
3、6、9、12月の5日発行

エッセイのリレー

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 私は、伊佐陶芸教室講師、陶器制作販売、マルチーズロックというバンドのサキソホン吹きをやっています。沖縄に来て24年、陶芸と音楽を続けてきました。私にとって陶芸は個人演技、音楽は団体演技です。 人間関係も陶芸と音楽の人脈が大半なので、住んでいる世界はとても小さく世間知らずだろうと思います。

 

 そんな私に世の中を垣間見せてくれるのが陶芸教室です。
 私の人生の予定には陶芸教室はありませんでした。でも友人から教室を引き継ぎ7年経ち、予想外に楽しいのであっという間です。週に8教室、それぞれ決まったメンバーが繰り広げるワンシチュエーションコメディを毎回楽しみにしてます。一話完結、続き物、様々なドラマ展開で私の小さな世界に風を入れてくれます。
 もちろん私が学ぶ場でもあります。
 やはり、それぞれ異なった人生を歩んで来た方々が集う場なので、制作の姿勢は様々です。「あぁ、そういうやり方もあるのかぁ」と陶芸でガチガチの頭の私は、何度もウロコが目から落ちています。そして、何人もの手によって技法はどんどん洗練され、応用編もたくさん生まれます。また、誰も全く気付かなかった点に着目してそれを作品に展開していく方もいます。
 教室にかかわることで、色々な視点での柔軟な考え方、やさしい気遣いの仕方など、教わることがたくさんあります。
 作品販売は、ぼちぼちですが、なんとか。
 大学の恩師から「作る場所をなくすな。続けていれば絶対作品を好きになってくれる人が見つかるから」と言われ、その言葉を胸にやっています。

 

 サックスは…、まだまだです。作詞作曲は夫ですので、私は糸満盛仁の指1本分くらいの役割。でも、その指が使い物にならなければ意味がないので「とにかく感じること」をテーマにやっています。
 ありがたいことに、マルチーズロックは凄腕のミュージシャンとご一緒する機会が多いので、素晴らしい演奏をナマで体験しながら、自分もその中で演奏できるのがたまらないです。
 陶芸と音楽とやって私は欲張りなのかな?と思ったりします。あってもなくても良い嗜好品みたいな分野です。

 

 全てひっくるめて人生の目標は、健康で元気な老人になることです。定年のないことをやっていくにはこれが一番だと思っています。今年で45歳、あと倍は生きるつもりです。
 それにしても、疲れが取れにくく体があちこち痛いし体重も増加。思っているだけの目標を実行に移したいのが今年の目標です。


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陶芸家のあかねさんと

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ミュージシャンのあかねさん

PROFILE

糸満 あかね(いとまん・あかね) さん

1969年 秋田県出身。
1990年 沖縄県立芸術大学陶芸コースに入学。 在学中からバンド活動を始め、マルチーズロックは17年目になる 。
2007年~ 伊佐陶芸教室主宰 。作品取り扱い店/kufuu(宜野湾市)、琉球ザッカ 青空(宮古島市)、やちむんカフェ・雑貨 茶太郎(那覇市)など 

2014.04.01

 

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これまでのエッセイ

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