つくる人と食べる人をつなぐ、暮らしと食のマガジン

おきなわいちばは
3、6、9、12月の5日発行

山山

今さら39号のはなし。

2012.12.27更新

2012年ももう終わろうとしているこの時期。
そして、40号も発売してもうすぐ1か月になろうとしている今。

39号で個人的にとっても気に入ったカルタの話をしようかと・・。


39号の特集は「愛する♡ちいき。」でしたが、
そのなかで地域愛あふれるいろんな取り組みを紹介した
「なんでも地域おこし」というページがあります。

私がものすごく気に入ったのは「イージマグチカルタ」という
伊江島方言のカルタ。
理解できる人が少なくなっていく方言を残すために作られた
カルタなのですが、このカルタに書かれた言葉が
常識を覆すというか、枠にとらわれないというか、
とにかく最高なんです。

ここで一部ご紹介いたしますね。

まずは
「な」。

karuta_NA.jpg













言葉の意味:苦労は勝手でもしなさい
そうそう。カルタってこんな感じですよね。

つづいて
「と」。

karuta_TO.jpg
言葉の意味:豆腐は、大豆から作られる。
んー。まぁ、分かります。はい。


さて、この辺りから本領を発揮し始めます。

「ろ」

karuta_RO.jpg

言葉の意味:もうろくは、長生きした証拠。

これは本誌でも紹介しましたが、
もうろく(年をとって頭のはたらきが鈍くなること:旺文社国語辞典より)が
長生きした証拠と言い切ってしまう潔さ!
年とったらもうろくするのは当然、って感じがいいです。


「う」

karuta_U.jpg


言葉の意味:牛が子どもを生んだので、儲かった。

・・・ん?
これは誰か畜産農家のおじさんの一言でしょうか・・。
カルタになっちゃうんですね。儲かってよかったです。


「み」

karuta_MI.jpg


言葉の意味:ミミズになってしまうよ、親の言うことを聞かないなら。

知らなかった!
全国各地で「親の言うことを聞かないと、○○○○」という言い方が
あるかもしれないんですが、伊江島ではミミズになっちゃうのが
一般的なんですかね。


そして極めつけはコレ。

「れ」
karuta_RE.jpg

言葉の意味:「れ」で始まる伊江島言葉は無い。

えーー! ないの? ないの???
カルタ製作のみなさんで
「どうする?れーで始まる言葉なんてないさね、伊江島」みたいな
会話がなされた結果「ないもんはないでいいさーねー」で
決まったんでしょうか・・。ちょっとあっけにとられました。


こんなに気に入ったので一つ買いたかったのですが
個数限定で作り村内で配布、販売し現在は品切れとのこと。残念。

ちなみに、カルタについている音読CDのゆるさも最高でした。

こういう地域への愛情や熱意だけで作られたようなものって
すごくあったかくて、それこそ出来上がったものから
本当に愛情があふれているんじゃないかと思うほどの愛情が感じられて
大好きです。

遅くなりましたが、年内にブログがアップできてよかった・・・。

良い年をおむかえくださいませ。

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